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よくある質問

Q わたしの子供が、80dB以上の高度難聴であることが判りました。手話で育てるベきか、口話で育てるべきか悩んでいます。

聞こえないお子様の言語を手話にすべきか、口話にすべきか、お悩みであることはよく判ります。

特に、従来ろう教育で行われてきた聴覚口話法は、全ての人が十分な成果を上げていると言えない面があり、これは、近年、ろう者の言語は手話である、という主張のもとになっています。

私達は、お子様のコミュニケーションの手段が、口話法であるべきか、手話であるべきか、についてはコミュニケーションの相手にもよりますし、一概には言えないと思います。

しかし、口話、手話のいずれも、リアルタイムのコミュニケーションには適しているものの、情報の記録には適していません。

しかも、学校教育においては、文字による言語(読み書き言葉)の使用が必須です。

この場合、文字による言語としては、日本語の文字(漢字と仮名)しかありません。

従って、インテグレーション(普通学校へ進むこと)されるか、ろう学校へ進むかに関わらず、「子供が持っている能力に応じた教育を受けること」ができるレベルまで、文章を理解し、また書ける能力を習得する必要があります。

このことは、将来、お子様が日常のコミュニケーション手段として、口話、手話のいずれを使用されるにしても必要です。

この耳から得る情報が少ないことを克服できる読み書き能力とは、小学校入学段階で、小学校二年程度の国語能力と考えています。

高度聴覚障害児に、このレベルの日本語を習得させるのは、決して不可能なことではありません。

しかし、人間の脳が言葉を覚えられる時期には限界があります。

早期に日本語のトレーニングを行わないと、難聴者にとって難しい機能語(~の,~は等の言葉)や副詞、抽象的な内容を表す語の習得ができなかった、ということになりかねません。

口話や手話を習得するのは、文字による日本語を習得した後でも遅くなく、また文字による日本語で習得した語彙は、口話、手話にかかわらず、活用できます。

また、人工内耳の手術をされる場合でも、文字による日本語から入れば、人工内耳の手術ができる二歳代後半までの間に、文字による約900語程度の単語、機能語等の習得ができることが判っています。

これだけの語彙、機能語等の習得が、人工内耳手術後の音声言語習得に、大いに役立つことは想像に難くありません。

ただし、上記読み書き日本語の能力を習得するためには、

  ・経験豊かな指導者、
  ・組織だった手法
  ・保護者の言語に対する正しい認識
  ・幼少期の集中的なトレーニング

   が必要です。

お子様の脳は、一日一日どんどん成長しています。時間を逆戻りさせることはできません。

お子様が、能力に応じた教育を受けられるか、幼少期の過ごし方にかかっている、といっても過言ではない、と思います。

お子様の将来をしっかり見据えて、正確な情報に基づいた判断をされ、直ちに行動されることをお勧めします。



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